【WSL】Lexus タヒチ プロ|ファイナル5争い in タウポ

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2025年のワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、終盤に差し掛かり、舞台は世界屈指のビッグウェーブスポット・タヒチ/タウポ(旧称チョウプ)へ。この大会「Lexus Tahiti Pro」は、WSLファイナル5への進出と、最終戦・フィジーでのシード順が決まる非常に重要な1戦となりました。

波のサイズ、パワーともにワールドクラス。男子も女子も、この壮大なリーフブレイクに挑む姿に、観る側も息を呑みました。

チューブには定評のあるオーストラリア出身のジャック・ロビンソン。安定感とパワーで、強豪ひしめく大会を制しました。

ハワイの名シェイパー、エリック・アラカワの手による、故アンディ・アイアンズのボードを彷彿とさせる「赤い朝日」デザインの板で、スコア9.5を記録するほどのパーフェクトライドも披露。

試合後は、ヒートの近くで待機していた妻のジュリアさんと、息子ゼンくんと優勝を喜び合う姿も印象的でした。

この優勝により、ジャックは見事WSLファイナル進出、4位の位置を確定させました。

男子・準優勝

グリフィン・コラピント:チューブマスターへの飛躍

準優勝となったグリフィン・コラピントは、これまでタヒチでの大きな成績はなかったものの、今回は世界レベルのバベルもメイクできるところを見せつけました。

弟・クロスビーとともに大会前から波にチャージしていた姿が話題に。実際、試合では見事なバレルのメイクを連発して観客を魅了しました。

グリフィンもこの大会でファイナル5進出を決定して3位に浮上。ファイナルでの活躍にも期待が高まります。

ジャック VS グリフィンのファイナルヒート(YouTube)

女子チャンピオン

モリー・ピックラム:女子最強の安定感で頂点へ

女子はモリー・ピックラムが圧巻のライディングで優勝。

タヒチの壮大な波に多くの選手が苦戦する中、彼女は的確な波の選択と正確なライディングスキルで際立った存在感を放っていました。過酷な1日3ヒートというスケジュールの中でも、その集中力と安定感は見事でした。

ファイナルでは強豪ケイティ・シマーズを下し、見事にWSLランキング首位をキープ。ファイナル5での有利なポジションを確保しました。

女子・準優勝

ケイティ・シマーズ:チャージする姿が胸を打つ

ファイナルではケイティ・シマーズが、特大サイズの波でワイプアウトを連発。ですが、それでも何度もチャージしていく姿に、多くのファンが勇気をもらったはず。

実力もハートも兼ね備えたライダーとして、今後ますます目が離せません。

モリー VS ケイティのファイナルヒート(YouTube)

カノア五十嵐:惜しくもファイナル進出ならず

大会前はランキング3位と好位置にいたカノア五十嵐ですが、残念ながらエリミネーションラウンドで敗退し、ファイナル5進出は叶わず。

シーズンを通して安定した成績を収めていただけに、悔しさが残る結果となりました。

イーサン・ユーイング:あと一歩届かず

同じく有力候補だったイーサン・ユーイングも、クォーターファイナルまで進出する健闘を見せましたが、惜しくもファイナル進出を逃しました。

タヒチローカルの活躍:12歳カイラちゃんも登場!若き才能に注目

今回の大会では、地元タヒチ出身のゴールドメダリストのカウリ・バーストやミヒマナ・ブレイ、ヴァヒネ・フィエロに加え、なんと12歳のカイラ・ガリーナ選手がワイルドカードとして登場!年齢を超えた落ち着きと技術で、ローカルならではのラインディングを披露し、観客から声援が送られました。

来年もこの場所で

巨大なバレルが巻き上がるタウポは、まさに“試される場所”。それでも選手たちは、臆することなく波へとチャージしていきます。

この場所、この波、そしてこの空気感。来年のタヒチプロも、きっとまた心に残るドラマを生み出してくれることでしょう。